2011.03.15

勝井三雄会長よりJAGDA会員へのメッセージ

JAGDA会員の皆様

今回の「東日本大震災」で犠牲になられた方々に、謹んで追悼とご冥福をお祈り申し上げます。更に、被災されたすべての方々に心からお見舞いを申し上げます。

被災地区のJAGDA会員の皆さんについては現在安否を確認しておりますが、まだ連絡がとれていない方々につきましては、心よりご無事をお祈りいたします。
この未曾有の事態に私たちは何をすべきかを考え、 JAGDA会員の皆さんにメッセージをお送りいたします。

本日、JAGDAは、被災地の皆さんにできる限りのサポートをするため、災害対策委員会を立ち上げました。そこで我々JAGDAの来年度事業計画において東北地域に集中していく事業体制を組んでいくことを検討し、既存の本部事業の見直しも含めて、今後の具体的な計画を立てていきたいと考えています。
また同時に、全国のJAGDA会員の皆さんに、財政的な援助もいただくよう、呼びかけていきたいと考えています。

今、私たちは一人の人間として、また会員連帯の仲間として、この事態をどのように受け止め、日本社会に対してどのように行動することができるかが問われています。災害時にデザイナーが地域社会に対して何ができるのかを見つけていきたいと考えています。情報環境やコミュニケーションの新しい提案を集めて、実現できるところから、ひとつひとつ具体的に展開していきたいと思います。

会員一人ひとりが災害の実態をつかみ叡智を集めて、新しい会の流れを作っていきたいと考えていますので、皆さんの提案を積極的に寄せていただきたいと期待しています。また、会員相互の情報公開にご協力をお願いいたします。

2011年3月15日
社団法人日本グラフィックデザイナー協会
会長 勝井三雄